人生って by bosemi

旅行、写真、夕日、読書が趣味。仏教、哲学、歴史を勉強し、人生や生き方を考える。人生をどう楽しむか計画中!

映画『ショーシャンクの空に』での救いとは?

英文タイトルは、Shawshank redemption。「redemption」とは、金融では(借りたものの)「返済」という意味(償還とも)。キリスト教では「罪のつぐない」もしくはその結果の「救い」という意味でつかわれるらしい(罪のつぐないのために別のものを差し出す)。

 では一体、アンディ(主人公)の罪とは何だったのか?(以下、ネタバレを含みます)彼は、浮気をした妻を殺そうと計画したが、結局はやらなかった。しかし誰かに殺され、その犯人としてアンディは投獄された。刑務所はひどい環境だったが、刑務所からの救いというだけでは、不十分だろう(だって冤罪なのだから)。妻を浮気に走らせ、結局妻は殺さるのだが、よい家庭を築けなかったってこと?そう考えると、刑務所でのひどい生活は、罪へのつぐないとも言えなくもない。そして、穴を掘って抜け出し(19年もかかったが!)、自由の身となってメキシコの海岸に逃げて安住の地を見だす。つじつまが合うような気もするが、家庭を築けなかった罪?による刑務所はひどすぎるし、実はもしアンディが妻を殺した犯人なら、罪のつぐないとしては釣り合わない気もする。

 ひょっとすると、不条理な人生からの救い、をテーマにしているのか。つまり、人間の「原罪と不条理な人生」からの救い。つらい人生だったが、メキシコの美しい海岸での穏やかな暮らし。人生の最後の救い。。。考えさせられる映画である。

 ではまた by bosemi